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GREATEFUL DEAD BEAN BEAR：グレイトフル　デッド　ビーンベア

アメリカン・コミックを変えた男、ロバート・クラム

伝説のロック・シンガー、ジャニス・ジョップリンのアルバム「チープ・スリル」のアルバム・カバーを描いて一躍有名になったロバート・クラム。
１９４３年にフィラデルフィアで生まれ、１９６７年にサンフランシスコのヘイト・アシュベリーに移住し、ヒッピームーブメントの洗礼を身も心もどっぷりと浴び、あの伝説のアンダーグラウンド・コミック「ZAP」誌を創刊する。

　毒のきいた社会風刺、倒錯した性、フリーラブ、ドラッグ、ロックなどを重要なファクターとして「フリッツ・ザ・キャット」「ミスター・ナチュラル」「デビル・ガールズ」「キープ・オン・トラッキン」などたくさんの作品を発表し、６０年代のアメリカをコミカルかつビビッドに描写。アメリカで最も愛されるアンダーグラウンド・カトゥーニストと呼ばれ、世界中で多くのマニアックなファンを獲得する。

全米で有名になったコミック「フリッツ・ザ・キャット」

１９７２年には、一躍全米で有名になったコミック「フリッツ・ザ・キャット」が映画公開され、大反響を呼ぶ。１９９５年には、ドキュメンタリー映画「クラムが完成。日本でも１９９７年に映画公開された。
現在、社会風刺とちょっとした狂気とシニカルな笑いで、アメリカだけでなく日本でも人気の高いテレビ・アニメーションの「サウスパーク」「シンプソンズ」「ビービス＆バッツヘッズ」などが生まれるための基礎を作ったのが、天才と狂気の間であやふやなバランスを取りながら多くの作品を発表してきた、アンダーグラウンド・アートの巨匠ロバート・クラムである。

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